【小ネタ】vCenter Server 7.0 Update 3 でイベントのエクスポート機能が追加

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概要

以前の記事で vCenter Server 7.0 でイベントをエクスポートする方法をいくつか記載していました。

リリースノートなどに情報が載っていなかったのですが、vCenter Server 7.0 Update 3 で vSphere Client のイベントコンソールでのイベント一覧のエクスポート機能が追加されたようです。

VMware Docs にもエクスポートに関するドキュメントが追加されていました。

ドキュメントの更新日が VC 7.0 U3 のリリースより2ヶ月ほど古いのが気になりますが、少なくとも直前の VC 7.0 U2d で確認する限り本機能は未実装のようだったので、VC 7.0 U3 で追加された機能と考えて良さそうです。

イベントのエクスポート手順

vSphere Client のインベントリで、各オブジェクトの [監視] タブ > [イベント] から [エクスポート] をクリックすると、“ExportEventsLog.csv.csv” といったファイル名でダウンロードが始まります。

注意点

エクスポートされるイベントは一覧に表示されている1ページ分のみなので、表示件数に指定できる100件がエクスポート可能な最大件数となります。それ以上の件数や期間を指定してエクスポートしたい場合、現状ではやはり PowerCLI などを使う必要がありそうです。

また、試した限りでは列のフィルタを行った後にエクスポートを行ってもエクスポート結果は変わらないようでした。アラームがトリガーされた際のイベントやステータスが警告のイベントのみ抽出してエクスポート、といったことはできないようです。

おわりに

今回は vCenter Server 7.0 Update 3 で追加されていたイベントのエクスポート機能を試してみました。表示中の1ページ分ですがエクスポートが行えるようになったので、簡易的なイベントのエクスポートには使えそうかなと感じます。